【ガザ紛争】シオニストの侵略に対する闘争

全ての転機は、2004年…
指導者のアハマド・ヤシン師が同年３月、イスラエル軍にミサイルで暗殺。
自治政府のアラファト議長も１１月に死去したからだ。
パレスチナは“真空状態”となり、ハマスは０６年、
それまでボイコットしてきたパレスチナ評議会（自治政府の議会）選挙への初参加を決めた。
結果は「圧勝」で、パレスチナでの「合法的存在」に一気にのしあがった。

マスコミでは「軍事作戦、長期化か」との報道も…今更？

軍事作戦、長期化か＝継続で停戦仲介国に圧力も－イスラエル
1月11日16時51分配信 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2009011100104

【エルサレム11日時事】イスラエル軍は11日もパレスチナ自治区ガザで大規模な軍事作戦を展開、作戦が長期化するとの見方が強まってきた。AFP通信によると、パレスチナ側の死者は昨年12月27日の作戦開始以降、少なくとも879人に達した。

11日付のイスラエル紙ハーレツによると、複数の軍当局者は少なくとも20日間は作戦を展開する必要があるとの見通しを示した。イスラエルは、イスラム原理主義組織ハマスが同国領内に撃ち込むロケット弾の数が減少傾向にあることなどから、作戦は着実に成果を上げていると判断している。

イスラエルは国際社会による調停の取り組みに対しても強気の対応を鮮明にしている。作戦の継続・拡大で停戦協議を仲介するエジプトに圧力を掛け、交渉を有利に進める狙いがありそうだ。

　
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対イスラエル徹底抗戦叫ぶハマス　豊富な武器、市街戦狙う
1月10日23時18分配信 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090110/mds0901102257009-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090110/mds0901102257009-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090110/mds0901102257009-n3.htm

【エルサレム＝黒沢潤】パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の激しい空爆や地上侵攻を持ちこたえ、徹底抗戦を叫ぶイスラム原理主義組織ハマス。市街戦も辞さないとしてイスラエルの圧倒的な軍事力の前に立ちはだかる。住民やアラブ世論の支持を集める“台風の目”となった組織の強さの秘密を探った。

■抵抗、情熱、熱狂
ハマスは、１９８７年１２月の第１次インティファーダ（反イスラエル占領闘争）勃発（ぼっぱつ）に伴い、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が住民蜂起を組織化するために結成した。ハマスはアラビア語の「イスラム抵抗運動」の頭文字をつなげたもので、「情熱」「熱狂」などの意味をもつ。

ムスリム同胞団はエジプトが発祥で、ハマスの母体となったのは、そのパレスチナ支部だ。イスラエルは６７年のガザ占領開始後、当時最大の脅威だったパレスチナ解放機構（ＰＬＯ）の対抗勢力を育てるため、宗教勢力のムスリム同胞団がガザ地区で活動を行うことを黙認し、積極的に後押しした時期もあった。

■教育、医療、福祉
パレスチナのムスリム同胞団は教育や医療、福祉などの慈善活動を通じて社会に浸透し、貧困層から大きな支持を集めるようになった。だが、ハマスの結成で地道に活動してきた“イスラム福祉団体”が別の顔をあらわにした。

ハマスは８８年の憲章で、抵抗運動を「シオニスト（イスラエル）の侵略に対する闘争」と位置付け、４８年の建国で現イスラエル領となった土地も含めて「イスラムのワクフ（寄進地）であって、一片も放棄できない」と規定する。イスラエルを承認できないとのハマスの基本的な立場が示されている。ワクフは、イスラム教において所有権の移転禁止を定められた寄進地などだ。ハマスは「イスラム教の導き」を行動原理に据え、対立する世俗主義のＰＬＯ主流派ファタハと性質を異にする。

ハマスは、ファタハが主導した自治政府の腐敗を強く非難、その清廉な姿勢はガザ住民の間に支持を広める一因にもなった。

■殉教攻撃
一方で、ハマスは「イスラエルの侵略や攻撃に対する報復」として「殉教攻撃」と呼ばれる自爆テロを９０年代前半から活発化させた。２０００年秋からの第２次インティファーダ以降は、和平プロセスへの期待を失った住民の間で、さらに支持を強めた。

ハマスにとって、大きな転機となったのは０４年だろう。指導者のアハマド・ヤシン師が同年３月、イスラエル軍にミサイルで暗殺され、自治政府のアラファト議長も１１月に死去したからだ。パレスチナは“真空状態”となり、ハマスは０６年、それまでボイコットしてきたパレスチナ評議会（自治政府の議会）選挙への初参加を決めた。結果は「圧勝」で、パレスチナでの「合法的存在」に一気にのしあがった。

だが、「イスラエル承認」を求めるイスラエルや米欧の圧力を拒否したハマスは国際的に孤立し、イスラエルはパレスチナへの軍事的圧力を強めた。ハマスとファタハの内部抗争も激化し、ハマスは０７年６月にガザを武力制圧。パレスチナは、ハマス支配のガザと、ファタハ支配のヨルダン川西岸に分断された。

■秘密トンネル
欧米から存在を認められたファタハと違い、幅広い経済支援を受けられないハマスの年間推定予算は約７０００万ドル（約６３億円）。サウジアラビアや湾岸諸国の富裕層の寄付が主で、イランからも２０００万～３０００万ドルを受け取っているとの情報もある。

資金は武器調達にも使われ、ガザとエジプトとの境界にある秘密トンネル経由で流れ込んだカラシニコフ銃は約３万丁、ロケット弾は約１５００発とされる。トンネルは一時、２５０本もあったとされ、秘密トンネル業者（３０）は昨夏、産経新聞に対し、「ハマスはトンネルの使用に３０％の税金をかける」などと証言した。ハマスは今後、イスラエル軍を市街戦に引き込み、一般住民の被害拡大と引き換えに、イスラエル兵にも被害を与え、政治的勝利を手にする狙いだ。

　

タグ：ガザ侵攻 イスラエル・パレスチナ問題

コメント 5

ホタルの館様

おはようございます♪　いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2009-01-12 09:46) 

くらいふ様

おはようございます♪　いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2009-01-12 10:03) 

はじめまして。
ためになる記事です。
勝手にこちらの記事で勉強させてもらおうかなと思っています。
新潟の田舎モンなのでわからんことが多いのです。失礼しました。


by toyo (2009-01-12 14:12) 

toyo様

こんばんわ、初めまして♪　nice！＆コメントありがとうございます。
お役に立てれば幸いです。
これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m
by みかんママ (2009-01-12 19:27) 

ぼくくま様

こんばんわ♪　いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2009-01-12 19:28)