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【新型インフルエンザ】強毒性ウィルスへの変異は?(2009/05/09 23:45追記) [|└インフルエンザ]


********************

※エントリが多くなってきていますので、インフルエンザAに関しては、
 1日1エントリで、追記し重ねていこうと思います。
 追記の都度、タイトル変更しますので、最後までお読み頂ければ幸いです。
拙ブログのインフルエンザ関連エントリ

このエントリは、【パンデミック・ヒステリー】病める日本『大本営発表』的情報操作に気をつけように寄せられた、コメントに対するお返事です。

国立感染症研究所とWHOのサイトを汲まなく見て回りました。
これは医療従事者向けなので、かなり難しい表現となっています。

今回の新型インフルエンザはA型。
多種の宿主を持っており、人と動物の共通感染症としてとらえられています。
なかでもカモは、現在知られているすべてのHA亜型とNA亜型のA型インフルエンザウイルスを保有しており、インフルエンザウイルスのいわゆる「自然宿主」として注目を浴びています。
これらのウイルスが他の水禽、家禽、家畜、そしてヒトでのA型インフルエンザウイルスの供給源となり、新しい亜型のウイルスがヒト世界に侵入し、ヒト-ヒト間で効率よく感染できるようになると、これが新型インフルエンザウイルスと呼ばれ、パンデミック(世界的な大規模流行)を起こす原因となります。

また国立感染症研究所では以下のように説明しています。
インフルエンザウイルスのHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)は、同じ亜型の中でもわずかな変化が常に見られます。
これは、A/香港型(H3N2)のインフルエンザウイルスでも、その年によってワイオミング株類似ウイルスといわれるものであったり、カリフォルニア株類似ウイルスといわれたりするもので、これを連続抗原変異(antigenic drift)または小変異と呼びます。
車のマイナーモデルチェンジのようなもので、抗原性に多少の変化がありますので、巧みにヒトの免疫機構から逃れ、感染を受けた場合に今までの免疫で防げる場合もあれば、防げない場合もあります。
このため、ヒトによっては毎年のようにA型インフルエンザに感染することも起こりますし、インフルエンザの流行も毎年起こっています。この変異の幅が大きいほど宿主免疫の効果は低くなり、感染して発症した時の症状も強くなるとされています。

A型は上述のマイナーチェンジを続けながら数年から数十年単位で流行が続きますが、突然まったく別の亜型に取って代わることがあります。
いわばフルモデルチェンジで、新型インフルエンザウイルスが出現したことになります。
これを不連続抗原変異(antigenic shift)または大変異といいます。
1918年に始まったスペイン型(H1N1)は39年間続き、1957年からはアジア型(H2N2)に代わり、流行は11年続きました。その後1968年には香港型(H3N2) が現われ、ついで1977年ソ連型(H1N1)が加わりました。
現在はA型であるH3N2とH1N1、およびB型の3種のインフルエンザウイルスが世界中で共通した流行株となっており、すでにA/香港型(H3N2)が39年、A/ソ連型(H1N1)が年連続している状況では、これまでのインフルエンザの変化の歴史からみて、いつ新型に置き換わってもおかしくないため警戒を高めることが必要です。
新型インフルエンザに免疫を持っているヒトはいないため、出現した場合には多くのヒトがインフルエンザにかかり、またその合併症による被害が甚大であろうことが予測されるため、世界的に対策が進められています。

免疫学書と感染症に関する本を片手に、分かり易く…と、思いましたが
何せ筆者はボキャ貧なので、無理!

しかしこれはどう言う事かと言えば…例としては下記の案件です。

2009年5月3日の朝一で報じられた、豚に感染が見つかった記事です。
この案件に対して、WHOは声名を出しています。
カナダは、アルバータ州のブタの群れにおいてA(H1N1)ウイルスを同定したことを5月2日に報告した。それらのブタが、最近メキシコから帰ってきてインフルエンザ様症状を呈してブタに接触したカナダ人の農夫のウイルスに曝露したことは大いにあり得る。現時点において、ヒトからブタへの転移を通じてウイルスが適応(異変)したことを示すものはない。

国立感染症研究所のHP:http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/09who24.html
WHOの該当のページ:http://www.who.int/csr/don/2009_05_03a/en/index.html

何故わざわざ、こんな声名を出さなければならなかったか?
それ即ち「人→人」感染で強毒性に変異する可能性は、ほぼ皆無に等しく、
「人→動物(家畜など)→人」の感染で強毒性になるから他ならないという事です。

■参考リンク
 ▼インフルエンザウィルス感染の機構を解明
  :河岡義裕・東京大学医科学研究所 感染・免疫大部門ウイルス感染分野 教授
 ▼ウィルスの変異の仕組み:るいネット
 ▼インフルエンザを徹底解剖:週刊!エキサイト
※リンクの下段に行くほど易しい解説になっています。

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インフルエンザに罹患し亡くなる方、重症となる方の多くは、
特に軽く済んだ方と同じ「弱毒性」のウィルスに罹患しています。
ただ違うのは既往症があり、そのため合併症を伴い重症化したと言う所です。
※ただこれだけが全てではなく、現在も研究が進められています。

【インフルエンザの主な合併症】
呼吸器: 中耳炎、副鼻腔炎、クループ、気管支炎、肺炎
循環器: 心筋炎、不整脈、突然死
筋組織: 筋炎、ミオグロビン尿症(腎不全)
神経: 熱性けいれん、脳炎、急性壊死性脳症、ギラン・バレー症候群、ライ症候群

即ちウィルスが強毒性なのではなく、
既往症や体質で合併症を引起し重症化するだけなのです。
その辺りの認識をごっちゃにされている方が多い事に驚きました。

インフルエンザウィルスによって引き起こされる、
免疫反応の調節に異常を起こすサイトカイン・ストームと言う物があります。
これは所謂、強毒性のウィルス(インフルエンザだけに関らない)に変異した場合に起き易く、
スペイン風邪で若い世代の犠牲者が多かったのは、サイトカイン・ストームではなかったかと
言われています。(この件は以前のエントリでも指摘させて頂きました)

さて、今回のヒステリックな対応ですが、対策の見直しを始められるようですね。

新型インフル、水際対策見直しも=WHO「弱毒性」判断なら-厚労省
5月8日18時6分配信 時事通信
Yahoo!news:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090508-00000114-jij-soci

新型インフルエンザ問題で、世界保健機関(WHO)がウイルスを弱毒性と判断した場合を想定し、厚生労働省が水際対策の見直しを検討していることが8日、分かった。検疫態勢の縮小などが対象だが、国民に不安を与える可能性があり、同省は専門家から意見聴取するなどし、慎重に検討を重ねているもようだ。

政府は現在、強毒性ウイルスを前提とした行動計画に沿って水際対策を展開。メキシコ便などを対象に機内検疫を実施し、感染が疑われた乗客に一時待機を命じるなどの厳戒態勢を敷いている。

しかし、専門家の間でウイルスは弱毒性との見方があるほか、国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長も同日、日本記者クラブで記者会見し、「感染拡大を前提とした次の作戦への切り替えが必要だ」と指摘。水際対策でウイルス侵入を完全に防ぐことはできないとし、国内流行時の対策への転換を訴えた。

こうした見解に対し、同省幹部は「現状はできる限り(検疫所に)応援を出す」とした上で、WHOが毒性や感染力などから脅威が弱いと判断した場合について言及。「もう一度考える時期」とし、水際対策を見直す可能性があるとした。

また国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長は、
初期の封じ込め対策から、国内流行時の対策への転換を訴えたようですね。

さてWHOでは、第6段階(フェーズ6)の検討に入ったそうです。
現状、このインフルエンザは一時のスリープ期間を経て、秋から冬にかけて
第2波~第3波が来る可能性が示唆されています。
次に来る時は、今回の様な生半可な弱毒性ではなく、
強毒性にレベルアップして日本上陸するだろうとの見解もあります。

冗談ではなく、弱毒性のうちに罹患するか、強毒性に変異した後に罹患するか?
日本は瀬戸際に立っているのかも知れませんね。
ワクチンに期待していない筆者は、迷わず人に優しいウィルスの内に
罹患する道を選びますけどね。

最もここまで書いても、信じられないでパニックを起こしてしまう方は多いでしょうけど、
全て専門家の研究結果を元にした、中学生の噂話ではない事だけは、はっきり言えると思います…。

2009/5/9 0:00 引用記事
<新型インフル>機内検疫「もう限界」…対象便増の可能性
5月8日22時25分配信 毎日新聞
Yahoo!news:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090508-00000150-mai-soci

新型インフルエンザ感染確認国が増え、世界保健機関(WHO)が警戒レベルを「フェーズ6」に引き上げる可能性もある中、厚生労働省は検疫態勢の維持に苦慮している。手間のかかる機内検疫の対象は現在、メキシコ、米国本土、カナダからの便だけだが、対象国が増えれば業務増につながる。これ以上の検疫官増員も難しく、現場からは「限界に近い」との声も出ている。

「今の人繰りで精いっぱい。先のことまで考える余裕はない」。成田空港検疫所の検疫官は、疲れ切った表情で語る。28日から始まった機内検疫の対象は週260便以上。3カ国からの便が到着する成田、関西、中部の3空港では大型連休中、検疫官を通常の計153人から最大計378人に増やした。

だが、WHOが欧州などでの流行拡大を認定し、機内検疫の対象便が増えた場合、人員確保は難しい。防衛医大などから最大62人の医官らを派遣してきた浜田靖一防衛相は8日の会見で「ぎりぎりのところでやっている。出せるかと言われれば厳しい」と答えた。

一方、国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は8日の会見で「患者が急激に増えれば医療の質が落ちてくる」と指摘し、病院の医師を検疫の応援に回すより、医療体制整備に振り向けるべきだとの考えを示した。

厚労省によると、感染者が3カ国に次いで多いのはスペイン、英国、ドイツ。スペイン直行便はないが、英国は週35便、ドイツは週38便ある。さらに3人の感染者が確認された韓国は週500便以上に達する。新型インフルエンザ与党プロジェクトチーム座長の川崎二郎元厚労相は「東南アジアや韓国にウイルスが入ると、対応が非常に厳しい」と話す。【清水健二、駒木智一、江口一】

下手すれば検疫官が国内感染の初の罹患者になる程に、疲労困憊していますね…
最もあのSARSの時と同じ検疫体制ですからね、無理もありません。
それでも「やれ!」と、言うのであれば、言った方がやられれば良いかと…
(覚悟の問題ですから、実際やって頂いても困りますが)

2009/05/09 7:00 追記

2009/05/08現在の世界の状況は上記の通りです。
本日朝一の報では、日本国内でも感染者が確認されました。
カナダからアメリカ経由で帰国した、大阪府立高校の40歳代の教諭と
高校2年生の男子生徒2名だそうです。成田の日赤で加療中だとの事です。
接触者も成田市内の宿泊施設で10日ほどの投薬の後、帰宅させられるとか…

水際で食い止められた最初で最後の感染者かも知れませんね。
今後は国内での発生に対する対策に切り替えられる可能性が多分にありますから。

2009/05/09 20:15 追記

背景も分からずに騒ぎ立てる事をパニックと言う。
日に日に増えていく世界のインフルエンザ罹患者と死亡者。

今回死亡が報告されたカナダの30代の女性の場合、
病院で慢性的な重度の基礎疾患の治療を受けていたという。
何度も繰り返し書かせて頂くが、何かしらの疾患を持っている方は
健康な方よりも重症化する。
それは人の間で感染したインフルエンザウィルスが、強毒化するのではない。
またこれは何も「新型」インフルエンザに限った事ではなく、
季節性インフルエンザでも同じだ。

この誤解を克服しなければ、日本人は益々ナーバスになり、
本来機能するはずの免疫機能すら低下し、重症となりうるだろう。
「病は気から」と昔の人は言った。
「笑う門には福来る」とも…笑いが免疫力を向上させる事は、
既に医学的にも証明されている事であって、単なる噂ではない。

それでもナーバスにインフルエンザと対峙し続けるのだろうか…
眉間と心にシワを寄せていては、インフルエンザに好かれるだけであるのではなかろうか?

2009/05/09 23:45 追記

インフルエンザねたですが、インフルエンザじゃない所で、1つ♪
封鎖期間中、ホテル内の行動規制は徐々に緩和され、ロビーに集まったり、
家族や領事館が差し入れた食べ物を食べたり、クイズ大会が開かれたりした。
香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、2組のカップルも誕生したという。

インフルエンザが結んだ縁…ですか。
う~ん…現状、傍観しているだけ第三者としては、複雑な心境です。
でも、ある意味家族の絆が深まったりとか、って事もあったのではないでしょう?
最悪の状況下で、強い絆が結ばれて行ったんでしょうね。
隔離封鎖されていらっしゃった280名の皆さん、お疲れ様でしたm(_ _)m

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みかんママ

c_yuhki様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-05-09 07:41) 

みかんママ

あんれに様

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by みかんママ (2009-05-09 07:42) 

みかんママ

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by みかんママ (2009-05-09 19:13) 

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