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【今日は何の日】1994年6月27日松本サリン事件 [└時事:今日は何の日?]


********************

松本サリン事件の現場となった一角

松本サリン事件は、1994年に長野県松本市で、猛毒のサリンが散布され、死者8人・重軽傷者660人を出した事件。
サリン:ナチス・ドイツが開発した有機リン系の神経ガス。神経の興奮は神経伝達物質であるアセチルコリンによって伝えられるが、正常なときは、アセチルコリンは酵素によって分解される。だが、サリンなどの有機リン系物質はこの酵素と結合するため、その結果、アセチルコリンが体内にあふれ、次の神経伝達が出来なくなり、中枢神経や運動神経に障害が現れ、死亡する。

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戦争状態にない国で一般市民に対して初めて化学兵器が使用されたテロ事件であった。
また、無実の人間が犯人扱いをされた冤罪・報道被害事件でもある。
警察庁における事件の正式名称は「松本市内における毒物使用多数殺人事件」である。

犠牲者は次のとおり。
35歳女性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
19歳男性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
26歳男性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
29歳女性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
53歳男性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
45歳男性 1994年6月28日午前2時19分頃死亡
23歳男性 1994年6月28日午前4時20分頃死亡

7月3日、ガスクロマトグラフィー/質量分析計(GC/MS)分析により、
散布された物質がサリンであると判明した。

その後9月頃になって、『松本サリン事件に関する一考察』という怪文書が、
マスコミや警察関係者を中心に出回っていく。⇒「松本サリン事件に関する一考察
この文書は冒頭で「サリン事件は、オウムである」と言及するなど、一連の犯行が
オウム真理教の犯行であることを示唆したものであった。

翌1995年3月に地下鉄サリン事件が発生し、ほどなく目黒公証人役場
事務長拉致監禁致死事件でオウム真理教に対する強制捜査が実施された。
その過程でオウム真理教幹部は、松本サリン事件がオウム真理教の犯行であることを自供した。

【以下wikipediaより抜粋】事件の背景には、オウム真理教松本支部の立ち退きを
周辺住民が求めていた裁判におけるオウム真理教側の敗訴の公算が高まったことがあった。
オウム真理教の教祖麻原彰晃(松本智津夫)は、この状況を打開するために、
同教団信者である村井秀夫・新実智光・端本悟・中村昇・中川智正・富田隆・遠藤誠一らに、
裁判を担当する判事の殺害を指示した。
これを受け、同信者らは長野地方裁判所松本支部官舎に隣接する住宅街に
サリンを散布した、というものであった。

この事件は、警察のずさんな捜査や、一方的な取調べ、
さらにそれら警察の発表を踏まえた偏見を含んだ報道により、
無実の人間が半ば公然と犯人として扱われてしまった冤罪事件・報道被害事件でもある。

●当時、TBSで放送していたNEWS23のメインキャスターである筑紫哲也が、松本サリン事件特集後の多事争論において「火のないところに煙は立たない」と書いたことからもマスコミの印象操作報道の様がうかがえる。
●また、サリン=農薬とする誤解は現在に至っても根強く、農薬の安全性が不当に貶められる状況を作り出す事件にもなった。その後も、あたかも農薬を混ぜることによって、いとも簡単にサリンを発生できるが如き発言が続いた。この発言は、農薬からサリンを生成できるという認識を植え付け、冤罪報道の拡大にも繋がった。
●この論調は、特に地元有力地方紙である信濃毎日新聞により伝えられた。
●『週刊新潮』は、「毒ガス事件発生源の怪奇家系図」と題した記事で河野家の家系図を掲載した。地下鉄サリン事件後も河野は週刊新潮のみ刑事告訴を検討していたが、謝罪文掲載の約束により取り下げた。現在も河野は「週刊新潮だけは最後まで謝罪すらしなかった」と語っている。このことは一部宗教団体などにより攻撃材料として利用されているにもかかわらず、河野との約束は現在もなお守られていない。

★のちにオウム真理教が真犯人であると判明し、河野の無実・潔白が証明された。

潔白が証明された後の関係者の対応は次のとおり
●当時の国家公安委員長野中広務は河野の元に直接謝罪に訪れている。
●地元の長野県警は、「遺憾」の意を表明したのみで「謝罪というものではない」と捜査の間違いを認めず直接謝罪もなかった。しかし、後の2002年に長野県公安委員に河野が就任し、長野県警本部長がかつての捜査について謝罪せざるを得なくなり、初めての謝罪をした。
●マスコミ各社は、誌面上での訂正記事や読者に対する謝罪文が相次いで載せられたが、河野への直接謝罪は皆無である。また前述の週刊新潮の謝罪は今もってない。なお、報道各社の社員個々人による謝罪の手紙は河野のもとに多数届いたとはいう。
●オウム真理教は、アーレフへ再編後の2000年に河野に直接謝罪した。

なお、河野氏の妻はサリンによる被害を受け、事件から14年目の2008年8月5日、
入院先の松本協立病院にて事件以来意識を回復させることなく死去した。
死因はサリン中毒による低酸素脳症が原因の呼吸不全である。
彼女は既に6月時点で余命3ヶ月を言い渡されており、
危篤の連絡を受けた河野氏の見守る中、静かに息を引き取ったとされる。

********************

被害に遭われた方々のご冥福を、改めてお祈り申し上げます。

そしてこの国の在り方に疑問を呈した事件として、決して風化させることなく
語り継げたらと思います。
軍隊がそれなりの機能をしている国では、決してありえない事件です。
当時「サリン」は誰にでも簡単に調合できる毒ガスとの報に、
疑問を呈する事が出来なかった無能なマスコミ…それを静止できなかった役立たずの警察。
後の地下鉄サリン事件の時分に第101化学防護隊第1化学防護隊第12化学防護隊の出動を余儀なくされた状況。日本はテロに対する余りにも無防備な、お粗末な知識しか警察もマスコミも持ち合わせていない事が露呈している。

お勉強しないマスコミ。危機感のない思い込み捜査と身内に甘い仲良し組織の警察。
双方が事件を間違った方向に大きくした「松本サリン事件」を決して忘れてはならない。

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みかんママ

shin様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-06-27 20:20) 

ホタルの館

昨日、特集のドラマ見ていました・・・・。
犠牲者の方々のご冥福をお祈ります。

先ほど、TVのニュース報道で初めて知ったのですが、当時被害の出たマンションは現在は取り壊されて公園になっているそうですね。
by ホタルの館 (2009-06-28 01:26) 

Kim

私のブログにnice!ありがとうございます。

確かにこの事件忘れてはならないですね。紹介して頂いた本是非読みたいと思います!!

by Kim (2009-06-28 08:17) 

みかんママ

たぁさん様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-06-28 08:40) 

みかんママ

ホタルの館様

おはようございます♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
河野さんのお人柄の広さには感服したドラマでした。
噴霧器製造に関わった元信者の方との交流…刑期を終え、
河野さんに謝罪に来た彼を「運が悪かったね」と、受け入れた事に非常に感銘を受けました♪

是非とも見習いたい部分ですね♪
by みかんママ (2009-06-28 08:49) 

みかんママ

Kim様

おはようございます、こちらでは初めまして♪
ご訪問、nice!&コメントありがとうございます。

これは色々な問題定義をしてくれた事件であると思います。
世界史オタクだった私は「農薬からサリンが合成できるようになった?」
と、当初は少々疑問視していましたが、結局はマスコミの情報操作に嵌ってしまいました。

そう言う意味でも、決して風化させて欲しくない事件ですね。
by みかんママ (2009-06-28 09:05) 

みかんママ

erect様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-06-28 11:34) 

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