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911とグアンタナモとCIA [├時事:アメリカ]


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歴史の闇…行き着くところ、CIA?

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cia_gav.jpg

アメリカ中央情報局(Central Intelligence Agency:CIA)は、アメリカ合衆国の諜報機関の1つで、
CIA長官によって統括される、合衆国の情報収集と分析・対外工作と情報発信・情報操作を行う機関。

大統領の直轄組織であり、CIA長官は大統領と国家情報長官(DNI)に報告する立場。
米軍やその他米国政府内の情報機関からは独立して存在しており、CIA自身の情報収集の他に、
国家安全保障局、国家偵察局や国防情報局、各軍の情報部、財務省情報部、
原子力委員会情報部などからの情報を集めて分析し大統領とDNIに報告する。

徹底した秘密主義、度々暴露されるいくつかの悪事から、いかにも怪しい組織といった印象が
全世界的に強いため、多くの功績にも拘らず、尊敬の対象というよりむしろ疑念の対象として
見られることも多い。イランなど反米国家においては、逆にテロ組織に指定されていると言う。

cia_svg.png

この所の数件のエントリで、8年前の米中枢同時多発テロを取り上げて来たが、
この大規模テロ事件、米政府の陰謀説も出てくる程に、合点がいかない点が多い。

1980年代ソ連崩壊直前に、世界中で主要敵であるKGBの諜報員の離反を成功させるなど
冷戦の終結に貢献したが、冷戦後はCIAの予算も大幅に縮小される傾向にあった。
その結果、諜報能力の低下を招きアメリカ同時多発テロを防げなかったという批判から2001年より
ブッシュ政権下で予算は大幅に増額された。

CIAはブッシュ政権下では機能が発揮されていないという指摘もある。
ブッシュ政権下で勢力を増したネオコンは、CIAに対し不信感を持っていたため、
国防総省の情報分析能力強化やネオコン派による独自の情報分析といった行動を行った。
その結果、CIAはインテリジェンス・コミュニティーの主流派から外れ、十分に機能しなくなった。
こうした流れは、2000年の後半まで続き、911のテロを招いたとも言われている。

冒頭に述べたように、CIAは情報収集と分析・対外工作と情報発信・情報操作を行う機関である。
筆者の認識としては、世界の闇の歴史の一端を担ってきた組織である。
映画などで取り沙汰される、アクション映画的なものとは、到底かけ離れてはいるものの、
政権中枢と反政府勢力の双方に介入接触して政策決定をコントロールする分割統治方式を得意とし、
反社会集団の活用も辞さない、アメリカが攻撃対象とできる反米集団をあえて育成して、
軍事介入ないし戦争のきっかけを長期間かけて仕込む方式も好んで用いるという見方がある。

敵国内での情報操作、プロパガンダから民衆扇動を行なうだけでなく、
敵国指導者の暗殺も担当することがあると考えられている。

そう言った観点で考えていけば、あの大規模テロ事件も陰謀説が浮上してきても
何ら不思議ではなく、グアンタナモ収容所での国際テロ組織アルカイダ関係者への
拷問があったとしても、至極当然の活動内容であったと推測できるのである。

彼らの活動の全てを肯定はしないし、したくはない。
はっきり言って彼らの活動の一環で、私たちも何かしらの洗脳を受けている可能性もあるのだ。

謎に満ちた諜報組織…否、諜報組織であるからこそ、隠密裏である。
白日の元に曝されては、用をなさない仕事である。
しかしその活動は世界の歴史の陰に、必ずと言っても過言でないほどに関与している。

彼らの真の活動目的は、アメリカの覇権の維持拡大である。
これを善とするか悪とするかは、国際社会の判断次第である。

Newsweek

米政治
テロ容疑者にCIAが「死の恐怖」戦術
Report Reveals CIA Conducted Mock Executions

2009年08月27日(木)16時38分 マーク・ホーゼンボール、マイケル・イジコフ(ワシントン支局)
http://newsweekjapan.jp/stories/us/2009/08/post-457.php

cia_gav.jpg

[2009年9月 2日号掲載]
長い間、機密扱いにされてきたCIA(米中央情報局)の内部報告書が、このほどようやく公表される。これによって、CIAが9・11テロの容疑者に「死の恐怖」を与えて情報を引き出そうとしたことが明らかになりそうだ。

情報筋によると、アルカイダ幹部で00年の米駆逐艦コールの爆破事件を指揮したとされるアブド・アルラヒム・アル・ナシリは、尋問中に銃と電気ドリルで脅された。尋問担当者は本気だと思わせるために銃を振り回し、電気ドリルのスイッチを入れてナシリに近づけたらしい。

別のケースでは、容疑者の隣の部屋で銃を発砲し、他の収容者が殺されたと思わせようとしたという。「怯えさせて情報を聞き出すためだった」と、情報提供者の1人は言う。連邦法は拷問を禁じており、拘束中の容疑者を死の恐怖で脅すことも違法とされている。

CIAの内部報告書が完成したのは04年5月。ちょうどCIAが過酷な尋問を控え始めた頃だ。過酷な尋問手法をめぐる条件を定めた司法省の内部メモは機密扱いとされていたが、今年3月にオバマ政権がCIAとブッシュ前政権関係者の猛反対を押し切って公表した。しかし死の恐怖を与えて容疑者を脅迫していたことは、こうしたメモにもなかった新事実だ。

報告書は完成直後に司法省と上下両院の情報特別委員長へ送られたが、委員全員の手に渡ったのは06年9月。ブッシュ大統領がCIAによる拘束・尋問を公に認め、テロ容疑者の身柄をキューバのグアンタナモ米海軍基地に集めるよう指示した頃だ。

ブッシュ政権下で、CIA幹部は報告書を表ざたにしないよう強く働き掛けた。公表すればアメリカの威信が傷つき、CIAの士気も低下し、アメリカの尋問戦術についてテロリストにヒントを与えるというのが彼らの言い分だった。
Newsweek

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コメント 8

井関 太郎

アメリカは日本にとって重要なパートナーではありますが、何事にも光と影があることを見逃してはいけませんね。
by 井関 太郎 (2009-09-13 11:03) 

みかんママ

井関 太郎様

こんにちわ♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
日本は何故かアメリカの言い分を無条件に受入れる傾向があります。
そうでないと思っている所が、もしかしたら洗脳されている所なのかも知れませんね(^_^;

光が強ければ、影は色濃く映し出されます。
それを忘れ去っている日本人が多い事にショックを受けました。
by みかんママ (2009-09-13 12:14) 

ホタルの館


「日本は何故かアメリカの言い分を無条件に受入れる傾向があります。」・・・その一つとして、アメリカに従えば、防衛の面で守ってもらえるという思いからでしょうかね?
by ホタルの館 (2009-09-13 14:19) 

みかんママ

旅爺さん様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-09-13 23:33) 

みかんママ

あんれに様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-09-13 23:35) 

みかんママ

ホタルの館様

こんばんわ♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
そうかも知れませんが、もっと単純でしょう。
自分で考え行動出来ない日本。アメリカに追随していれば、
とりあえず国際社会では、間違いがないと思っているのでしょう。
でも無理難題を押し付けられる関係ですから…
ドラえもんで言う所の、のび太(日本)とジャイアン(アメリカ)な関係ですね。
(但しTV版です(^_^;)
by みかんママ (2009-09-13 23:40) 

みかんママ

swm104様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-09-13 23:46) 

みかんママ

erect様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-09-14 11:28) 

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