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【備忘録】死刑執行 [時事・備忘録]

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20年前、戦慄を憶えたあの事件の犯人が、今日死刑を執行された。
被害者は年端もいかない幼女たち、4人…
ふと思った…この被害者たちは、先日の殺傷事件の容疑者と同年代ではなかったか?
皮肉と言うか、なんと言うか…非常に複雑な感情を抱かずにはいられない。
そんな結末を感じる。
宮崎死刑囚に「スピード」死刑執行 囁かれる「秋葉原事件」の影響?
2008/6/17

幼女を5人誘拐し4人を殺害した宮崎勤死刑囚(45)の死刑が、2008年6月17日午前に執行された。犯行動機は未解明で、精神鑑定も継続中という状況の中だった。過去10年間の執行までの平均は8年という数字もあり、死刑確定から2年4ヶ月という「スピード執行」。08年6月8日に起きた「秋葉原無差別殺傷事件」が何らか影響したのではないか、という推測も出ている。

国民が憤りを持っているときに執行されることが多い

全国紙各紙の夕刊はこの死刑執行について大きく紙面を割いた。各紙の記事で目立っているのは「この時期に死刑を執行したのはなぜ?」というものだ。朝日新聞は、「確定から2~3年で 法相『たまたま短縮』」という見出しを掲載。鳩山法相は慎重にも慎重な検討を加えた上で執行した、とし、それが、

「たまたま従来より短くなっていること」
と説明したと書いている。しかし、

「裁判や面会で宮崎死刑囚にかかわってきた人たちは、死刑確定から2年後という早い執行に衝撃を受けた」 とし、宮崎死刑囚は犯行について、最後まで「ひとごと」のような状態だったため、「彼は本当に、その重い罪と向き合えたのだろうか」と疑問を投げかけている。

読売新聞は、
「宮崎死刑囚の場合、今年5月末に再審請求を具体的に準備していることを書面で鳩山法相に伝えており、こうした状況で執行されるのは異例だ」
とし、法務省が執行に慎重になってもおかしくなかったと書いている。

そうした中で、このスピード執行には「秋葉原無差別殺傷事件」の影響が影を落としているのではないか、という推測がメディアでも囁かれている。

この日、TBS系情報番組「ピンポン!」に出演したジャーナリストの大谷昭宏さんは、

「国民が犯罪に対し憤りを持っているときに、(死刑が)執行されることが多い」
と主張。今回は、「秋葉原無差別殺傷事件」との関係があるのでは、という見方だ。宮崎死刑囚が最後まで「ビデオテープを早く返してほしい」などと意味不明なことを繰り返していた現状では、

「亡くなられた方々は、この執行をもって霊がうかばれるかと言うと、決してそうではない事件だったような気がするんですね」
と話している。

テレビ朝日のコメンテーター川村晃司さんは情報番組「スクランブル」に出演し、

「秋葉原と関係ないといいのですが、最近どうしても(凶悪事件は)死刑の方に流れている。そのへんの執行が体制として如何なものか、と言う批判も聞こえてきそうだ」
などと、性急な死刑執行に対して批判をしている。

弁護人は「死刑執行に対して強く抗議する」
宮崎死刑囚の弁護人を務めた田鎖麻衣子弁護士は同日、「死刑執行に対して強く抗議する」という声明を出した。精神治療を受けている状態であり、再審請求を具体的に準備していることを08年5月末に鳩山法相に伝えたばかりだった。田鎖弁護士が所属する「番町共同法律事務所」はJ-CASTニュースの取材に対し、

「死刑執行までの期間がだんだん短くなってきたのではなく、鳩山法相になってから急に短縮された」
とし、今回のような「スピード執行」は、様々な問題を引き起こす火種になりかねないとしている。

もっとも、宮崎死刑囚に対しては様々な見方があり、この日の死刑執行もやむなし、という意見も出ている。

「1審で異なる3通りの精神鑑定の結果が出たが、私は宮崎死刑囚は詐病だったと思う」(毎日新聞、作家の佐木隆三さん)
取り調べを担当した元警視庁捜査一課理事官の大峯泰宏さんは、

「(宮崎死刑囚の)自供からこの日まで長かった。ご遺族にとって気持ちの一つの区切りになれば何よりだと思う」(読売新聞)
なぜスピード執行がされたのか、秋葉原事件との関連性はあるのかについて法務省はJ-CASTニュースの取材に対し、

「お答えすることはできません」
とだけ話した。

連続幼女誘拐殺人 宮崎死刑囚の死刑執行 他の2死刑囚も
6月17日10時19分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000001-maip-soci&kz=soci

法務省は17日、88~89年に東京都と埼玉県で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)=東京拘置所収容=ら3人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は4月10日以来。鳩山邦夫法相の下での執行は4回目、計13人に上り、93年3月の執行再開以降の法相では最も多い執行数となった。

【関連写真特集】事件発覚、今田勇子名の告白文、実況見分など事件の流れ

80年代末の日本社会に衝撃を与えた同事件の発生から丸20年。宮崎死刑囚は捜査や公判で不可解な供述を繰り返し、詳しい動機や背景を語らないまま、06年2月の判決確定から2年4カ月で死刑が執行された。

殺人罪などで起訴された宮崎死刑囚は、公判で「夢の中でやったような感じ」「ネズミ人間が出てきて怖くなった。もう一人の自分が急に現れて、手を出した」などと述べ、責任能力が最大の争点となった。

1審での精神鑑定は(1)人格障害だが完全な責任能力がある(2)多重人格で責任能力は限定的(3)統合失調症で責任能力は限定的--の3通りに分かれる異例の展開になったが、1、2審、上告審とも完全責任能力を認めた。最高裁は「殺人の主たる動機は性的欲求や、死体等を撮影して自分だけの珍しいビデオテープを持ちたいという収集欲に基づく」と指摘した。

ほかに執行されたのは▽山崎義雄(73)=大阪拘置所収容▽陸田(むつだ)真志(37)=東京拘置所収容=の両死刑囚。確定判決によると、山崎死刑囚は仲間と共謀し85年11月、仙台市の主婦(当時49歳)を絞殺し、保険金から報酬を受領。90年3月には主婦のおい(同48歳)を殺害した。陸田死刑囚は勤務先のSMクラブの乗っ取りを計画し、双子の兄らと共謀して95年12月、経営者の男性(当時32歳)ら2人を殺害した。【石川淳一】

◇詐病だったと思う
▽作家、佐木隆三さんの話 東京地裁で宮崎死刑囚の裁判をすべて傍聴したが、謝罪の言葉が全くなく、スッとぼけていたという印象がある。1審で異なる3通りの精神鑑定の結果が出たが、私は宮崎死刑囚は詐病だったと思っている。近年でも、広島や栃木で下校途中の女の子が殺されるという似たような事件が起きたが、4人もの幼女を手にかけた残虐性は際立っている。

◇生きたかったのか
▽「《宮崎勤》を探して」の著書がある評論家、芹沢俊介さんの話 「即刻恩赦を請求して下さい」という本人の手紙が昨年関係者に届いたと聞いた。彼は生きたかったのだろう。宮崎事件にはその後の神戸連続児童殺傷や池田小事件の原型のようなものを感じる。家族や社会の中で自分の存在が認められていないのは、「透明な存在」と言った神戸事件の少年や、秋葉原事件の容疑者にも通じる。時代の病理性は強まっていて、彼を死刑にしても事件が終わったことにはならない。

◇時代の変化象徴
▽福島章・上智大名誉教授(犯罪精神学)の話 時代の変化を象徴する事件だった。1人の犯罪者が社会の大きな関心や論議を呼んだ先駆けでもあり、責任能力についても法整備のきっかけになった。精神鑑定では統合失調症や多重人格など、さまざまな判断が出された。統合失調症を発病していたとしても責任能力に大きく影響を与えるものではなかったと考えるし、多重人格についても証拠に照らして無理な見方だった。死刑確定、執行はやむを得ないだろう。

◇執行までの期間も短縮化傾向
鳩山邦夫法相の下で13人目となる17日の死刑執行は、これまで抑制的に進められてきた執行の在り方が様変わりしたことを強く印象付けた。連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚の執行という衝撃に加え、93年の死刑執行再開以降、最多の執行命令をした法相という事実も重く、執行までの期間も短縮化される傾向にある。

鳩山氏は昨年12月、就任約3カ月で3人の執行を命じた。それ以降、約2カ月ごとに3人(今年2月1日)、4人(同4月10日)、3人(今回)と異例の早いペースで執行が続いている。近年は平均約7年かかっていた判決確定から執行までの期間も、前回の執行では3人が4年以内、今回も宮崎死刑囚の2年4カ月をはじめ3人全員が4年以内だった。

刑事訴訟法の「確定から6カ月以内に執行」という規定を鳩山氏が意識しているのは間違いない。それは、司法の厳罰化で死刑確定者が100人を超える状況を危惧(きぐ)する法務省の意向とも重なる。

ただ、死刑制度を巡ってはさまざまな議論がある。一部の国会議員は仮釈放のない「終身刑」導入に向けた動きをみせている。一方、鳩山氏は省内に「勉強会」を設置し、昨年12月には、執行された死刑囚の氏名などの公表に踏み切ったが、それ以上の議論が省内で進められている様子はない。

市民が死刑判決を決めることもある裁判員制度のスタートを見据え、死刑制度に関する一層の議論や情報公開が求められる。【坂本高志】 最終更新:6月17日13時44分

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