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ハングリー精神が欠落した社会 [時事・備忘録]


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20090727-h_image.jpg

脱貧困には、非常に苦しいプロセスがある…

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日本でこれだけ格差が開くと、所謂年収200万~300万の貧困層は
卑屈にならざるを得ない。

東京では、無意識のうちに無力感を吹き込まれている子が多く、
親を見て自分の限界を知ってしまう子供が、年々増加し、
日々の生活に追われている世帯が多い。

大阪市内の生活保護世帯の中には保護費の支給日を「給料日」と呼ぶ家庭があるという。

どちらのケースが最悪かと言えば、東京のケースが悪質だと思う。
生活苦による、母親の父親へのネガティブ・キャンペーンの結果、
子供たちも、右へ倣えしてしまうのだ。
正に負の連鎖、貧困スパイラルに陥ってしまい易い「洗脳」である。

大阪の例に関しては、生活保護費の受給日が「給料日」と、言うのは…(-"-;
今はどんな計算法を用いて、保護費の算出しているかは分からないが、
片親・子供2人で、月額約23万
両親・子供1人で、月額約26万が、かつての必要生活費用として基準があり、
実際の収入を差し引いた金額を、生活保護費として支給されていた。
勿論、保護の程度によっては、医療費は無料。
他にも色々と優遇される公共サービスもある。
生活を立て直すには充分な金額だと思うのだが…甘んじている人も多い。

筆者に言わせれば、生活保護費でこれだけの金額を頂ければ、
何不自由のない生活が送れるはずである。
所が実際には、そうではない…真面目に働いている
真の貧困層(年収200万~300万)より悲惨に見えるから不思議だ。
本当に必要な貧困家庭に、支援が行われていないそんな実情を
垣間見るのは筆者だけではないだろう。

そうすると、民主党が今回の選挙にかけて打ち出したマニフェスト。
いかにも画期的で、貧困層支援になくてはならない政策の様にも感じるが、
財源がない以上、例え子供支援で貰ったとしても、
実質は税金で持っていかれる公算が強くはなかろうか?

実際問題、準貧困層に位置する筆者宅では
(世帯収入では脱しているものの、夫婦での収入は明らかに貧困層)
配偶者控除がなくなれば、月額1万円近い増税に繋がる可能性がある。
筆者の家庭状況を考えれば、正に死活問題になってしまうのである。

ある記事によると、格差は世襲すると言われている。
富裕層は何不自由なく高学歴を得易く、貧困層は勉学困難で最終学歴は高卒に止まる。
しかしその半数近くは中退してしまう状況である。

大阪・堺市健康福祉局の道中隆理事は
「よく『貧乏でも努力すれば何とかなる』という人がいる。もちろんそういう人はたくさんいるが、家に机もないような状態で努力しろといっても厳しい。働かないことが当たり前のような家庭に育った子供に、夢や希望を持てというのは無理な相談でしょう」

この言葉の伝える重さを、真摯に受け止めなければならない。

しかし全て「金」が解決してくれる問題でもない。
自身の生活だけは、現状に甘んじる状況を作り出すべきではないだろう。
ハングリーに生き、そのエネルギーを社会に向けず、
自身に向け、生活の糧を生み出すエネルギーに変えれば良いだけなのだ。
非常に難しいプロセスかも知れないが…

低収入・低学歴「負の連鎖」 犠牲者は子供
7月27日16時35分配信 産経新聞・IZA
Yahoo!news:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000548-san-soci

東京都足立区の一角に、低所得者向け都営住宅や老朽化した公団住宅が立ち並ぶ地域がある。ここにある区立小学校は数年前、都教委の学力テストで全科目が区内で最下位となった。区教委は地区の学力向上のためにプロジェクトを立ち上げ独自の学力検定に取り組んだが、目立った成果はない。

この小学校の校長を10年ほど前に務め、現在は青山学院大学講師として教育実習生らを指導している宮脇和さん(63)は「この地域の成績が悪いのは、子供たちが学習意欲を失っていることが大きい。母親から『お父さんがダメだから、あなたもダメ』『あなたなんか生まれてこなければよかった』と、無意識のうちに無力感を吹き込まれている子も多い。親を見て自分の限界を知ってしまう」。

足立区は生活保護受給世帯が約1万3900世帯に上り、東京23区のうち1区だけで1割以上を占める。区立小中学生の中で、経済的な理由で給食費や学用品代、修学旅行費などの「就学援助」を受けている子供は全体の4割に及ぶ。

就学援助は学校教育法による制度で、自治体によって支給額は異なるが、足立区の場合は生活保護水準の1・1倍より所得が低い家庭に対し、小学生で年間平均約7万2千円、中学生で約12万3千円を支給している。

問題は、家庭の経済力と子供の学力が結びついているかもしれないという懸念だ。都教委の学力テストで、足立区の小学校は平成18年度から3年間、東京23区で最下位が続いている。

宮脇さんは「年収2千万~3千万円の家庭と200万~300万円の家庭は同じではない。学校だけでは限界もあるし、塾へ行けない家庭が多いのも現実だ」と指摘し、こう訴えた。

「読み書き計算は、どんな事情があっても身につけさせなければならない。教育は、やり直しが利かない。犠牲者は子供なのです」

■受給日が「給料日」
政治家や芸能人など、親から職業や財産、知名度を受け継ぐ「世襲」が社会に広がる一方で、親の低収入や低学歴を子供が引き継いでしまう「格差の世襲」が進んでいる。

「富裕層」が流行語大賞の候補に選ばれた平成17年、全国の生活保護受給世帯が初めて100万世帯を超えた。その翌年、大阪・堺市健康福祉局の道中隆理事(59)が市の全受給世帯の1割に当たる390世帯を調査したところ、親の世代から生活保護を受給している家庭が98世帯にのぼり4分の1を占めていた。母子家庭106世帯に限ると40%。3世代にわたる受給世帯も珍しくなかったという。

道中理事は「よく『貧乏でも努力すれば何とかなる』という人がいる。もちろんそういう人はたくさんいるが、家に机もないような状態で努力しろといっても厳しい。働かないことが当たり前のような家庭に育った子供に、夢や希望を持てというのは無理な相談でしょう」。

大阪市内の区役所で生活保護を担当するケースワーカーの女性職員(51)によると、生活保護世帯の中には保護費の支給日を「給料日」と呼ぶ家庭があるという。親が子供に「きょうは給料日だから」と話し、子供もそう思い込んで育つ。ある時、それが決して親が働いて得た金ではないことを知る。

「知った時にはすでに同世代の子供は進学塾へ通い、逆転不能にまで差が開いている。子供たちは貧困から抜け出そうとか、まして将来、親よりいい生活をしようなど思いも寄らなくなっている。社会に対する無気力な気持ちが、世代を超えて連鎖してしまっているのです」

この職員に、彼らが20年後、親を超えられると思うか尋ねると、その問いには直接答えずにこう述べた。

「子供たちの多くは福祉の支援で高校までは進学できる。ただ、せっかく高校へ入っても、安易な理由で中退するケースが非常に多い。それは彼らの親もまた進学しなかったり中退した経験を持つからです。『学校を辞めたい』という子供の言葉に、親が『いいんじゃない』とたやすく肯定してしまう。子供の未来はそこで閉ざされてしまう」

■道を選べる大人に
冒頭の足立区にある小学校の最寄り駅。大手学習塾の看板が並ぶ駅前商店街の片隅に、1回の利用料が100円の「教室」がある。

都内のNPO法人「青少年自立援助センター」が昨年10月から始めた。主に中学3年生を対象に高校進学を目指して学習を支援する。現在学んでいる十数人の中には生活保護や就学支援を受けている家庭の生徒もいる。塾へ通っている子供はいない。

教室を統括するNPO職員で元塾講師、小佐野景典さん(49)は「塾とはほど遠いささやかな教室だが、それまで家庭や塾での勉強時間がゼロだった子供たちが週2回、1回1時間半でも机に向かうようになった」。今春の「卒業生」13人は全員、高校や、通信制高校のサポート校へ進んだという。

小佐野さんに生徒たちの「2030年」を尋ねると、机に向かう彼らの背中を見つめ、こう語った。

「働かない親を見て育つがゆえに、その子供も勉強せず、働かなくなってしまうという負の連鎖を断ち切りたい。卒業した子供たちは今、高校での夢を語り始めている。20年後、自分で自分の道を選べるような大人になっていてほしい」

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コメント 16

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みかんママ

flutist様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-28 08:27) 

たぁさん

 おはようございます、自分の知り合いにも生活保護を受けている人います…その人は下手に働いて受給額が減るなら働かないと完全に割り切っています。自治体にもよりけりですが「給料日」と表現するのも解る気がします。
by たぁさん (2009-07-28 10:58) 

みかんママ

xml_xsl様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-28 11:08) 

みかんママ

たぁさん様

おはようございます♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
民主党のマニフェスト通りならば、ますますその傾向が強くなりますよね…
頑張って欲しい所ですが、楽して儲けられますからね…(-"-;
by みかんママ (2009-07-28 11:13) 

みかんママ

takemovies様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-28 11:13) 

swm104

授業料を支払うことが出来ずに、
やめていく生徒が現実にいます。

格差の世襲・・・・考えさせられます。
by swm104 (2009-07-28 12:02) 

すけろく

民主党政権下では「働いたら負け」という傾向が更に強まるでしょうね。
ニートでも在日でも、とにかく支援。
片や労働者には増税。
堕落の一途です。

真面目に計算してみて、私個人も「ひょっとして働かない方が身入りが…」
なんて考えたりもしますが、子供にそんな親を見せたくはありません。

そもそも、生活保護額が高すぎます。絶対に。
by すけろく (2009-07-28 19:20) 

みかんママ

swm104様

こんばんわ♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
2008年末、次女の同級生も卒業までまもなく…と、言う時分に
辞めています。
そこのお宅は、ご自身で事業を展開されていましたので、
不況の影響だったと思われますが…

しかし、各学期ごとにその話を耳にする状況で、
この記事を読んでしまうと…非常に辛いですね。

同じく、格差の世襲は、考えさせられます。
by みかんママ (2009-07-28 20:45) 

みかんママ

あんれに様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-28 20:49) 

みかんママ

erect様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-28 20:57) 

みかんママ

すけろく様

こんばんわ♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
同感です。子供には親の背中を見せるためにも、
働いている姿を見せなければならないと思います。
どんなに苦しくてもね♪

生活保護費は20ん万ではないですよ(^_^;
平均生活必要費の役所が算出した概算が、その額で、
実際に支給されるのは、あらゆる収入と手当てを差し引かれた額です。
by みかんママ (2009-07-28 21:09) 

みかんママ

honda_cb6様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-29 00:00) 

Sanchai

>「働かない親を見て育つがゆえに、その子供も勉強せず、働かなくなってしまうという負の連鎖を断ち切りたい。卒業した子供たちは今、高校での夢を語り始めている。20年後、自分で自分の道を選べるような大人になっていてほしい」

仰る通りですね。そういう気持ちを以て子供達とも向き合っていきたいと思います。
by Sanchai (2009-07-29 01:43) 

plant

こんにちは。
「しかし全て「金」が解決してくれる問題でもない。」に同感です。

家庭の雰囲気は子供の学力に大きく影響するでしょうが、経済力の影響は一般に過大視されていると思います。
経済力と子供の学力とに強い相関はあっても、因果関係は弱いのです。
それを因果関係だと勘違いしてしまうと、「子供手当」や「高校無償化」という政策になってしまうのでしょう。

ハングリー精神に答えを見つける文脈には、7割くらい賛成です。
残り3割は、「ハングリー」にはちょっと“がめつい”ニュアンスがありますし、清貧の求道者みたいな生き方も悪くないと思いますので・・・何か良い言葉はないでしょうか・・・。
学力に限れば、本人の「向学心」に尽きると思います。
by plant (2009-07-29 01:45) 

みかんママ

Sanchai様

おはようございます♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
同感です。
人は1人では生きていけない上に、親の影響が大きいだけに、
親の在り方が、子供に反映されてしまいます。
良い意味であれば良いのですが、悪い意味では…
回避したいですからね。
by みかんママ (2009-07-29 06:42) 

みかんママ

plant様

おはようございます♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
>学力に限れば、本人の「向学心」に尽きると思います。

本当にそれだけで解決できる問題でしょうか?
不自由を感じることのない生活を営んでいるのであれば
それも可能かもしれません。
しかしそれこそ、明日が分からない、今日食べるものもない、
そんな状況で「向学心」が見出せるとは思いませんし。
(福祉担当者のなどのコメントお読みになれば、ご理解頂けると思います)

「ハングリー」=「がめつい」と、言う受け取り方も
「清貧の希求」と、言うのも語弊があると思います。

「ハングリー精神」=「今の状態に満足しないこと」
その為に我慢するべき所を我慢することが出来る、自制力を持った、
今では死語となった「目的達成の為の根性」だと思っています。
by みかんママ (2009-07-29 06:58) 

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