追悼【笑いを生み続けた巨匠】漫画家・赤塚不二夫氏逝去

８月２日、ギャグ漫画界の重鎮とも言われた、赤塚不二夫氏が肺炎のため亡くなった。
享年７２歳。
ある意味、数奇な運命を歩んで来られた方なのだと感じた。

赤塚不二夫さん死去の３日前に前妻が病死
2008年8月3日15時36分　日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20080803-391174.html

＜赤塚不二夫さん死去＞
赤塚さんが息を引き取る３日前、前妻登茂子さん（享年６８）が病死した。２人の１人娘で、作品や版権を管理するフジオ・プロダクション社長の赤塚りえ子さん（４３）が父の容体急変を聞いたのは、母の遺体の前だったという。赤塚さんの葬儀日程は前妻の葬儀終了後に決定するという。
関係者によると、登茂子さんが病死したのは先月３０日。斎場の都合などで、葬儀日程がなかなか決まらなかった。赤塚さんの容体急変が病院から知らされた際、りえ子さんはひつぎのそばで、母子２人の最期の別れを惜しんでいた。母の死から３日後。ショックも覚めやらぬうちに父の死が訪れた。

登茂子さんは、情が厚く、きっぷのよい“肝っ玉母さん”として知られた。２年前に亡くなった、後妻真知子さんと赤塚さんのキューピッド役だった。腰の重い元夫に代わり、役所から婚姻届の用紙を取り寄せ、「これにサインして」と突きつけた。再婚会見の際にも「保証人」として同席して話題になった。

以前、そんな型破りな両親をみつめてきたりえ子さんに、赤塚さんの素顔について尋ねると「実はすごい常識的な人なんです」と答えた。数多いキャラクターの中で、「めんたまつながりのお巡りさん」が１番近いという。「意外かもしれないけど、性格は決して天然じゃない。ルールを分かった上で、それをわざと壊しているんです。人を喜ばせよう、楽しませようとするサービス精神が旺盛すぎるだけ。でも、度を超えると人の迷惑になっちゃう。父はいつもお酒を飲んでいたけど、飲まないと人と目を合わせられなかった」と楽しそうに笑った。

また、９８年に赤塚さんが食道がんを患った直後の言葉が忘れられないという。「ある日、酔った父が『最後につじつまがあってりゃ、何やってもいいんだ』とボソッと言ったんです。それを聞いた瞬間、あっ、これがバカボンのパパの名ゼリフ『これでいいのだ』につながっていると分かった」。

登茂子さんの通夜は３日、葬儀・告別式は４日に決まった。赤塚さんの葬儀はその後、営まれる。

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赤塚氏の存在は大きい…
あの「タモリ」を輩出し、ロマンポルノの山本信也監督をメジャーにした。
知られざる業績はまだまだある。

赤塚氏の前妻で、７月３０日に亡くなった登茂子さん。
御二人の間に生まれた長女：りえ子さんはフジオ・プロダクションの社長…
そしてその登茂子さんは、トキワ荘時代のアシスタント第一号で「ひみつのアッコちゃん」などを手伝っていた女性でした。

後妻真知子さんは2006年7月12日、くも膜下出血で帰らぬ人となりました。
しかしこの真知子さんと赤塚氏を結びつけたのが何と、前妻の登茂子さんだったとのこと。
人間が大きい人だったんですね。
ずっと２人の奥様方とは仲が良かったようですから…

偉大な笑いの帝王の人柄を垣間見てしまった心境です。
私は「ひみつのアッコちゃん」が好きでした。
赤塚不二夫ファンタジーとでも言いましょうか、女の子の変身願望を
ストレートに表現されている作品だと思っています。

心よりギャグ漫画界の巨匠・赤塚不二夫氏のご冥福をお祈り致します。
心からの笑いを、本当にありがとうございました。

タグ：赤塚不二夫

コメント 3

密かに　変身モノのいまのアニメの原点がひみつのアッコちゃんではなかったかと思っております。（いまは変身道具は携帯みたいになってしまったけど）

もしかすると　赤塚さんは先妻に育てられた部分も多かったのかも知れませんね・・・

みなみなさまのあの世への旅立ち　悲しくもありますが　あの世で楽しく過ごされることを　想います・・・
by mako (2008-08-04 13:59) 

mako様

こんばんわ♪
いつもnice！＆コメントありがとうございます。

そうですね、赤塚氏の作品は見ていなくても、どこかで見た事があるキャラクターが多くて…
子供たちもリニューアル版の「ひみつのアッコちゃん」を見てました。
彼女らの中では「セーラームーン」と双璧のようです。

世代を超えて愛された漫画家だと思います。
改めてご冥福を祈ります…
by みかんママ (2008-08-04 21:00) 

haru様

いらっしゃいませ♪
nice！ありがとうございます。
by みかんママ (2008-08-05 17:39)