【作文】「被害者から私への手紙」

現在少年鑑別所で取り組まれている更正プログラムの一環のようです。
ご紹介します。


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強盗少年３人組の作文「被害者から私への手紙」
10月13日21時2分配信 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081013/trl0810132005000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081013/trl0810132005000-n2.htm

３人組で強盗致傷事件を起こし、少年鑑別所に一緒に入った少年たちが書いた「被害者から私への手紙」を紹介する。

事件のあらましを説明すると、大学の寮の学生が真夜中にコンビニに買い物に出掛けたところを襲われた。待ち伏せしていた３人組が、いきなり金属バットで殴り倒し所持金２万円を奪った。

被害者は工学部の４年生だったが、肋骨（ろっこつ）が５本折れ、入通院１カ月という重傷を負い、以前の病気休学と重なって、卒業が１年延びることとなり、就職もキャンセルになった。

３人組の主犯１８歳の無職少年が書いたものは、加害者である「自分」に罵倒の限りを尽くす激しい内容だった。

「金が欲しいなら、金をくれと言え。そうしたら罪も恐喝で軽い。それなのに無言のままいきなりバットで殴り倒して金を奪うとは、大バカ者の畜生がすることだ。お前らは人間として生きる値打ちもない。無期懲役になって、刑務所の中で首を吊って死んでしまえ。生きて社会に帰ることを許さない！」

もう１人の主犯格の１８歳無職少年の作文である。

「第１希望の企業に就職が決まっていたからなんとか卒業したいとあせりまくったが、思わぬ重症でどうにもならなず、１年延期になった。授業料１年分８０万円が無駄になり、就職していたらもらえる給料１年分手取り３００万円をそっくり損した。治療費や怪我の慰謝料合計７０万円とともに、全部で４５０万円の支払いを請求する。親の立て替え払いは認めない。３人でマグロ船に乗って一括払いせよ」

最後の１人は従犯格の１７歳の高校生だったが、本人にかわって被害者が弁解をしてくれているという変わった作文だった。

「君はまだ小遣いも１万円残っていて、お金を盗る必要はなかったんだよね。だから最初は渋って、僕のお金で遊ぼうと誘ったんだよね。でもお金は多い方がよいから手伝えと言われて、もう断われなかったんだよね。無言で金属バットで５回も殴るのを見て君も腰を抜かしそうになったんだよね。付き合う友達を選ばないといけないと心の底から悔やんでいるんだよね。もう一生二度と罪は犯さない決心でいるよね。早く帰って来てください」

この３つ、読者はどれがお気に入りでしょうか。（弁護士、元家裁判事　井垣康弘）

タグ：被害者から私への手紙

コメント 2

被害者側から手紙を書くなんて、画期的ですね。

でも、なんか微妙ですね…。(苦笑)

実際に被害者から手紙出した方が効果があるような気がしますが…。(苦笑)
by しもむ (2008-10-14 22:30) 

しもむ様

こんばんわ♪　いつもnice！＆コメントありがとうございます。
これは更正プログラムの一環で、被害者には届かない、加害者が書いた手紙です。

手紙のやり取りは非常に難しいと思いますよ。
参考までに、↓どうぞ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080914/trl0809141616000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080914/trl0809141617001-n1.htm

by みかんママ (2008-10-14 23:30)