カナダ議会 v.s. 五輪委員会…アザラシを巡り

ドイツ国際平和村イベントお知らせ

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カナダの捕鯨はNGで、アザラシはOKの理由はなんでしょう？
オーストラリアの、カンガルーOKで、捕鯨NGの理由も分からないし…

１つ言えるのは、アザラシ猟はイヌイットの文化的狩猟であるが
決してカナダの文化ではないはずだが…？

カナダ下院は6日夜、カナダ五輪委員会に選手のユニフォームを
アザラシの皮で作るよう求めるとともに、政府に対して冬期五輪で
アザラシ猟を宣伝するよう求める動議を全会一致で採決した。
先住民イヌイットの団体「Inuit Tapiriit Kanatami」のメリー・サイモン代表も、
声明で動議への支持を表明した。

「イヌクシュク」をバンクーバー五輪のロゴに使用したことを指摘し、五輪委員会に対し「われわれの文化も含めてイヌイットを最後まで支援すべき。そして、アザラシ猟もわれわれの文化だ」

カナダ五輪委員会のクリス・ラッジ会長は、
「われわれは、カナダ人の権利を尊重するし、政治家がこのような議論に関与することを尊重する。しかし、社会的・政治的な問題に関与することは、五輪や五輪チームの役割ではない」
とし、ユニフォームを作るにあたってアザラシの皮は一切使わないと語った。

当然でしょう。五輪に社会的、政治的問題を持込むべきではない。
カナダって、こんな独善的な国だったっけか？

カナダ政府は、350年の伝統を持つアザラシ猟は北大西洋の漁業従事者
約6000人にとって最大で年収の35％を占める必要不可欠なものである
との考えを維持しているが、カナダ国民のイヌイットが占める比率は…
公式には記されていないほど、少数である。

イヌイットの総人口約9万人のうちグリーンランド人住民が最も多く、4万1,000人。
アラスカ3万2,000人。カナダ1万2,000人。シベリア1,200人を数える。
カナダのアザラシ猟従事者、約6000人全てがイヌイットではなく、カナダ人もいるのである。

またカナダの漁業は大西洋に面しているニューファンドランド・ラブラドール州や
ノバスコシア州などを中心に古くから盛んに行われてきた。
しかし乱獲によりここ数十年でタラ漁やサケ漁を中心に大幅に縮小している。
特に、かつて世界一のタラの漁場としてカナダ大西洋側の経済を支え、
ヨーロッパから多くの漁民を呼び寄せていた浅瀬グランドバンクは、
大型トロール船や底引き網漁により乱獲と海底環境破壊が進み、
1990年代以降漁獲量制限が行われ非常な苦境にある状態。

かつて日本でもアザラシ猟が行われていたが、現在は行われていない。

　
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タグ：アザラシ猟 オリンピック カナダ 下院決議 カナダ五輪委員会

コメント 8

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これって、白人主導の勝手な理屈ですよね。

クジラどころかマグロにまでケチ付けたり。
by すけろく (2009-05-11 16:55) 

takemovies様

こんにちわ♪　いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2009-05-11 17:04) 

shin様

こんにちわ♪　いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2009-05-11 17:05) 

erect様

こんにちわ♪　いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2009-05-11 17:05) 

駅員３様

こんにちわ♪　いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2009-05-11 17:06) 

すけろく様

こんにちわ♪　いつもnice！＆コメントありがとうございます。
本当にそう思います。白人至上主義の典型ですね。
by みかんママ (2009-05-11 17:13) 

アザラシは木の棒で殴って息があるうちに
皮を剥ぐともっとも良い品質の物が取れる
ということで、白い氷の上に鮮血が流れる
映像も見たことがあります。

同じ生き物として、あまりにも酷い方法で
アザラシは毛皮にされるわけで、本当に
可哀想なことだと思います。
by suzuran (2009-05-11 17:57) 

suzuran様

こんばんわ♪　いつもnice！＆コメントありがとうございます。
EUでは、その件で一切のアザラシ製品の輸入を、全面禁止にしたそうです。
年間３６万頭との話も聞きますが、詳細、実態などは余り明らかにされていないようですね。

ご指摘の映像は、私も幾度となく見ています。
by みかんママ (2009-05-11 21:07)