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【トムラウシ山登山事故】ド素人登山の甘い罠 [├時事:災害・事故]


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百聞は一見に如かず…地元新聞が伝えるトムラウシ山遭難事故

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丸で分かっていない記者が書いた記事よりも、地元紙の、
登山の知識がなくとも山の知識がある方の記事を探していた。

今回の遭難事故、地元紙と専門家はどう見ているのか?
備忘録として…ピックアップ

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【緊急企画 夏山遭難】トムラウシ山の惨事
十勝毎日新聞 WEB版:2009年07月18日 15時11分/2009年07月19日 15時11分
http://www.tokachi.co.jp/feature/200907/20090718-0002104.php
http://www.tokachi.co.jp/feature/200907/20090719-0002116.php

トムラウシ山で中高年の登山ツアー客18人が遭難し、8人の命を奪った遭難事故。ツアー客はどういう状況下で山頂を目指したのか。夏山での惨状を報告する。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

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■暴風雨の中 出発
▼生還へ「歩こう」 意識失う仲間、全員散り散り
「死んでしまうと思うぐらい寒くて、とにかく下りてきた。2人は意識がもうろうとしていた。ガイドが先に行けと言うので、全員が散り散りになった」

登山ツアーの1人、戸田新介さん(65)は17日午前4時半、東大雪荘に極度に疲労した様子で現れ「女の人たちはしゃがみこんでいて(死んでしまうから)歩こうと言ったが、ダメだった」と無念さをにじませた。

▼午前5時半出発
ツアーは16日午前5時半、ヒサゴ沼避難小屋を出発した。小屋に宿泊していた登山客によると、当時、小屋には、18人のツアー客と、静岡県の6人のパーティー、2人の夫婦の3組が宿泊。2人の夫婦は旭岳に北上するルートのため、ツアー客と静岡のパーティーの2組がトムラウシに向かった。

かろうじて生還した静岡のパーティーのリーダー男性(66)は「前日から雨風がすごかったが、当日未明にちょっとおさまり、前線が通り過ぎたと思って出発した。特に風が強く、雨は降っていた」と出発当時の気象を語る。

▼このペースやばい
ツアー客が午前5時半、静岡のパーティーが同5時35分に小屋を出発。ツアー客に200メートル遅れて、静岡のパーティーが歩いていた。「このペースではやばい」。男性は危険を感じた。強さを増す暴風雨。「真冬のような寒さでは体力が消耗する。前日、体力を温存したが、山頂前の岩場あたりで時間的にもまずいと思った」。午前9時、ツアー客が2度目の休憩中に、静岡の6人は追い越した。

この男性と一緒に山を登った女性は登山歴50年のベテラン。「ツアーの女性は足がすくんで動けないようだった。私だって17キロの荷物を背負っていても、吹き飛ばされたぐらい風が強かった」と言葉少なげに語った。

リーダー男性は「山頂の湖が海原のように波打ち、風に飛ばされた水しぶきが吹きつけてきて、立っていられない。四つんばいで進んだ。われわれもツアー客と同じように危険だった。仲間の1人が遭難しそうだったが、私が女性の荷物をかつぎ、助け合って頑張ってなんとか下りてきた」と語る。

▼隠れる場所なし
トムラウシ山に年7、8回は登るという、十勝山岳連盟の太田紘文会長(69)は「20−25メートルの風では、ツェルト(非常用テント)はもたない。テントもはじめから立てていないと無理」と語る。特に7人が発見され、うち4人が犠牲になった北沼は「頂上も含め、半径2キロは隠れるところも何もない。風の吹き抜ける場所」。

ツアーの企画会社・アミューズトラベルによると、ガイドを務めた3人はいずれも登山経験は豊富だったが、2人は同コースは初めて。

太田会長は「挑戦と無謀は違う。天候判断には臆病になるくらいでないと」と指摘する。自然の驚異に逆らった行動の判断はどうだったのか−。山岳史上に残る大惨事が起こるのは、必然ともいえた。

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■「誤り」招く強行出発
登山ブームに潜む危険
▼「引き返す勇気必要」
「ひとことでいえば、余裕のない行程で、天候判断よりも強行を決断した行動判断の誤り。最近のツアー動向を見ていると、いつかは事故が起きると思っていたが…。ツアー参加者が多いため、大惨事になってしまった」。十勝山岳連盟の太田紘文会長(69)は、地元・トムラウシ山(2141メートル)で一夜にして9人の命が奪われた悔しさをにじませる。

大雪山系のほぼ中央に位置する独立峰・トムラウシ山は、日本百名山の1つにも数えられ、多くの登山者のあこがれの山。登山人気に加え、昨今の健康志向ブームもあり、中高年の登山熱は高い。80歳近い人が、百名山の最後に残った山として来ることもあるという。

▼事故、過去最多8割以上中高年
一方でブームの裏には危険も見える。警察庁によると、国内の山岳遭難は昨年、件数、人数、死者ともに過去最多で、8−9割は40歳以上。トムラウシ山の登山ルートはいずれもアプローチが長く、上級者向けといわれている。

「日帰りでも10−12時間行程。ロープなどを使うわけではないが、体力的なものと天候判断も含め、厳しい山」と地元山岳関係者。「訓練ではなく、楽しむために来ているはず。年齢を考えれば余裕を持って登ってほしい」と、今回の救助にも携わった新得山岳会の小西則幸事務局長(57)は訴える。

▼避難小屋頼りの宿泊計画タブー
太田会長は、本州からの一部ツアーには今回のように、テントを張らずに避難小屋を目指すケースも多いと指摘する。北アルプスなどは2、3キロごとに管理人付きの小屋があるが、東大雪は天候に恵まれても8時間も歩かないとたどり着かず、「避難小屋の宿泊を目的に渡り歩いてくるのはタブー」。

さらに好天前提で余裕のない行程にも疑問を投げかける。アミューズトラベルの松下政市社長は記者会見で、日程に縛られて安全を害することは「なかったと思う」と語った。だが事故当日、登山を取りやめたり、引き返してきた人も多かった。

「計画があるから、早く温泉まで行こうという気持ちが強かったのでは。ヒサゴ沼(避難小屋)に引き返す勇気が必要だった」と太田会長。地元ツアー会社では、登山に必ず平地での観光日程を入れ、山での万一に備えるところもある。別の山岳関係者からは「北海道の山をなめている」と怒りの声も上がっている。

▼参加者とガイド割合に疑問の声
18人に対してガイドが3人という割合も問題視される。しかも2人はトムラウシ山は初めてだった。ガイドパーティーは、山岳会のパーティーと違い、あちこちからの集合体。関係者からは「連帯感がなかったのでは」との声も漏れる。「体調も経験も実力もお互いによく分からない中では、さらに判断を慎重にしなくてはならなかった」と、登山専門誌の男性編集部員(41)。

経験や体力の差が、いざというときに出る。無理な行程を取るとその差は開く。今回はちりぢりになり、生死を分ける差となった。名実ともに自力で生き延びるしかなくなった。ガイドの指示、判断がどうだったかは今後の捜査で明らかになるが「全員を把握するには4人に1人くらいは必要とされる」との見方もあり、そこに原因の1つはあると見る専門家は多い。

花が多く、変化に富んだ素晴らしい山といわれるトムラウシ山。「中高年対象の講習を21回行っているが、その受講生で遭難で亡くなった人はいない。難しいことではない。常に基本に、初心に帰ること」(太田会長)。東大雪荘によると、事故発生後、行程延期など、天候判断に慎重な登山者が増えたという。大きな犠牲を払ってしまった今、後に続く人たちが教訓にできるか試される。

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日本人の辞書には確か「教訓」と言う言葉はなかったのでは?
様々な災害や凶悪事件が起きるたびに感じている筆者であるが、
日本人の中には「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言う言葉しか見当たらない、
日々、時事をエントリしていて、そう思うのである。

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みかんママ

花乃子様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-19 23:50) 

みかんママ

xml_xsl様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-19 23:51) 

みかんママ

swm104様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-19 23:51) 

みかんママ

たぁさん様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-19 23:52) 

みかんママ

あんれに様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-19 23:52) 

井関 太郎

実は、ほぼ四半世紀前、二十歳過ぎだった僕は彼らとほぼ同じルートを歩きました。

異なるのは旭岳でなくて黒岳から入り、初日は白雲でテント泊。
白雲のサイトから見るトムラウシは遠くにそびえる古城のような佇まい。
2日目は件のヒサゴ沼非難小屋泊。
3日目は、トムラウシ山頂から少し下がった南沼で停滞(テント泊)。
なんだかせっかくやって来たトムラウシを離れるのがもったいなかったのと、小雨が降ってきたのでさっさとテント立てて1日寝て過ごしました。
4日目に晴天のもと温泉まで下ってきました。

この間、一人旅の気軽さで多くの人達と出会うことができました。
若かったので、山行の前も後も殆どユース泊まりで、また多くの出会いに満ちていました。

このような思いでの路でこの度のような惨事が起こったことを誠に残念に思います。
by 井関 太郎 (2009-07-20 22:11) 

みかんママ

井関 太郎様

こんばんわ♪ いつもnice!&コメントありがとうございます。
ある年齢に達すると、とんでもなく急速に体力の減退を感じます。
しかし個人差で、闊達に動かれる方も多くいる事も確かです。
しかしそれでも日々の生活の中でも、体力の低下は否めないものだと感じています。

今回の事故は、非情に痛ましい物となりましたが、
幾つもの悪運が重なってしまったとしか言い様がないものです。

ある意味、中高年のハイキングコースとするには、余りにも難所なのではないでしょうか?
美しい景観であるが故に、非情に残念です。
by みかんママ (2009-07-20 22:48) 

みかんママ

erect様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-20 22:54) 

みかんママ

honda_cb6様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2009-07-20 23:24) 

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