分断された祖国

【2004-08-21 12:44:32の記事】

２００４年８月８日の某TVの特集…「朝鮮半島のタブー」
２度の世界大戦の後の朝鮮戦争で、朝鮮半島は38度線を境に北が共産主義に、南が自由主義に分断された。
この話しは最近注目されている韓国映画「シルミド」などでも紹介されている。
朝鮮半島の実情は、辛うじて均衡が保たれている状態。
しかしいつその均衡は崩れてもおかしくない。

対岸の火かとお思いか？
ある記録を見ると、日本も終戦後同じ境遇に陥る危機があったそうだ。
静岡のホッサマグナの付近から、東と西に日本は分断されそうになっていたのだ。
東を(旧)ソ連に、西をアメリカに統治される…
正に朝鮮半島の状況ではなかろうか？
今こうして、私たちも安穏と交流の場を持てなかったかも知れない。
東西分断の危機を救ってくれたのは、当時の台湾の蒋介石だったのだ。

幸いにも朝鮮半島の民族分断の危機は間逃れたものの、
ある意味日本の不幸の始まりだったのかも知れないですね。
今の世の中を見るにつけ、臭いものには蓋をしろ的発想の蔓延…

戦争反対とシュプレヒコールを繰り返しながらも、個人レベルでは諍いの絶えない国民。
戦場の恐怖も知らないモノが、戦争反対を叫ぶ…
私も知らない…
平和憲法は自分の身をも守る事をも否定している。

永世中立を唱えているヨーロッパの小国スイスは…
世界最強と言われている空軍を有している。
国民の実に９０％が従軍歴があるそうだ。
己の身は己自身で護らなくては、中立はあり得ないと言う発想だと確信している。

かたや日本は平和憲法を楯に、自衛隊を違憲であると非難し、
万が一の時はアメリカに泣きつく所存である。

実に説得力がないことである。
そこまで徹底したいなら、スイスを見習うべきだよ。
軍を保有するのと、戦争をやるのは別問題である。
それはスイスが証明しているではないだろうか？