聖なる停戦

【2004-08-31 12:48:27の記事】

昨日アテネオリンピックが終わりました。
オリンピックの理念は「聖なる停戦」です。
しかし今回のオリンピックでは世界の大国アメリカ合衆国が、その理念に署名調印しませんでした。

今でもはっきりと耳に焼き付いて離れません。
1996年のロサンゼルスオリンピックでのパレスチナから来た選手のコメント…
アナウンサーがオリンピックが終わり、国に帰ったら何をしたいですか？
って質問に、その選手は…
「国に帰ったらまた戦争です。祖国は戦場ですから…」
当時その言葉に涙したものだった。

今回のオリンピックもイラクやアフガニスタン、イスラエルの各国から参加があった。

「参加する事に意義がある」
その言葉は「負けても参加すること自体が…」と言う意味ではない事を最近知った。
オリンピックの参加枠は数段階に分けられているのそうだ。
その枠に中に紛争域の国家が含まれている。

タイトルに上げた「聖なる停戦」＝「参加する事に意義がある」
平和な国に生まれ、育った私達には想像もつかない事だろう。
私にもピンッと来ない…

サッカー、イラク代表は４位であったと言う。
彼らはイラク戦争、イラク内戦で皆がバラバラに生き延びてきたそうだ。
仲間が集まり、練習を始めたのは隣国ヨルダンだったと言う…

様々なドラマを垣間見た世界の祭典・オリンピック IN アテネ…
皆さんはどんなドラマを見ましたか？