流血の日曜日

世界の経済界に激震が走った。
米証券会社第４位のリーマン・ブラザーズが15日、連邦破産法11条の適用を申請すると発表した。
米投資銀行ベアー・スターンズに続き、またも100年以上の歴史を持つ老舗の破綻。
158年の歴史を持つリーマン・ブラザーズがサブプライムローン問題に絡む巨額損失で倒れた。

この問題を受け金融庁は、日本法人のリーマン・ブラザーズ証券に対し、
金融商品取引法に基づき、資産の国内保有命令を出し、併せて
顧客資産の正確な把握・保全と、顧客への十分な事情説明を求める業務改善命令も出した。


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また米銀２位のバンク・オブ・アメリカ（バンカメ）が14日、証券３位のメリルリンチの買収を発表した。

一方、欧州では欧州単一通貨ユーロが欧州経済の見通し悪化と歩調を合わせるように、対主要通貨で急落している。
11日、一時対円で1ユーロ＝150円、対ドルでも1ユーロ＝1.4000ドルの節目の水準を割り込み、約1年ぶりの安値となった。　

中国はバブル崩壊の懸念の中、金融引き締め政策を転換し経済の失速を避ける為、6年7か月ぶりに9月16日から利率引下げを発表した。
法定貸出金利を期間１年もので0.27%引き下げ年7.20%に、金融機関の預金準備率も一部の大手国有銀行を除き、現行の17.5%から16.5%に引き下げる。

懸念されていた北京オリンピック後の中国バブルの崩壊は、一時的に回避されたものの、アメリカ経済界は大打撃を受ける結果となった。
この余波が世界を覆い、世界的な恐慌にならないことだけを祈りたい。


■参考リンク
▼リーマン・ブラザーズ
▼メリルリンチ
▼バンク・オブ・アメリカ
▼サブプライムローン
▼バブル景気

タグ：サブプライムローン リーマン・ブラザーズ

コメント 5

一番心配なのは、投資家がアメリカ株式を一気に手放し、石油に投資が動けば、またもや急激に石油と穀物は高騰することでしょう。

すると、輸出減少と円高による貿易黒字の減少により

『日本株の値下がり』＋『石油値上がり』＋『物価上昇』

とトリプルショックにより、またもや失業率が上昇し、会社も倒産し、経済は悪化…。

…被害を受けるのは低所得者…。

…心配です。

明朝、アメリカ政府が会見を開くそうですから、それに注目ですね。
by しもむ (2008-09-15 23:43) 

しもむ様

おはようございます。コメントありがとうございます。

アメリカ株式なら、まだ何とかなるでしょうが、この影響で
政府がアメリカ国債までも手放そうと考える様であれば…
戦争が勃発するでしょう。

しもむさんがお考えになっているよりも悲惨な状況に発展する可能性が
多分に含まれています。

しかし日本政府は…何ら担当省庁に任せっぱなしで動きが見えない。
こんなんで良いんだろうかと、嘆かずにはいられません。
by みかんママ (2008-09-16 08:05) 

ホタルの館様

おはようございます。いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2008-09-16 08:06) 

kobakoba様

おはようございます。いつもnice！ありがとうございます。
by みかんママ (2008-09-16 08:06) 

神楽様

おはようございます♪ nice！ありがとうございます。
by みかんママ (2008-09-17 07:45)