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「サリドマイド」再び [時事・備忘録]

薬は、使い方によって「毒」にもなる。その典型的な薬物が「サリドマイド」である。

世界各国で抗がん剤として臨床試験が繰り返されているが、
寿命の延長が証明されているものは極めて少ないと言われている。
ハンセン病治療薬としては、ブラジルや米国FDA(食品医薬品局)が認可承認している薬剤である。

日本でこのサリドマイドが使用されていなかった理由は、ただ1つ。
催奇性をもっており高い頻度で胎児に異常をひき起こし、
服用した妊婦から奇形児が生まれるという悲劇が起きたからである。

こういった経緯を経て、半世紀ほどの時を超え、再びサリドマイドの製造が認可された。
現段階でサリドマイドはさまざまな疾患に効果があるとされている。
*エイズウイルスの増殖抑制
*糖尿病性網膜症と黄斑変性症の予防
*各種の癌に対する抗癌作用

諸刃の剣のような薬剤ですから、規制もまた厳しいものとなりそうですが
それで救われる命もあるのです。
是非かつての悲劇の再現にならいよう、国は承認条件に基づき監視し続けていって欲しい。

そして難病に苦しむ方々に、幸せが訪れますように…

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<サリドマイド>製造・販売を了承 多発性骨髄腫の治療用に
10月3日21時2分配信 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081004k0000m040074000c.html

厚生労働省の薬事・食品衛生審議会分科会は3日、過去に鎮静・催眠剤として世界的な薬害を起こした飲み薬「サリドマイド」を多発性骨髄腫の治療用に製造・販売することを了承した。10月中旬にも厚労省が正式承認し、早ければ年内に発売される。薬害で販売停止された医薬品が再び承認されるのは異例で、厳格な安全管理の下、登録した患者だけが使えるようになる。

製造・販売するのは藤本製薬(大阪府松原市)で商品名は「サレドカプセル100」。多発性骨髄腫に効く原理は十分解明されていないが、他の治療では進行が止まらない患者の約3分の1に有効とされる。

妊娠初期に服用すると死産や胎児の奇形の恐れがあるため、妊婦への使用は厳禁。これを徹底するため、処方するのは専門医療体制が整った医療機関に限定し、患者も登録制にする。使用前には有効性と危険性についての教育を受け、妊娠検査の結果なども報告しなければならない。安全管理策が守られているかどうかは、サリドマイド被害者も加わった第三者評価機関が監視する。

サリドマイドは1962年に販売が中止されたが、90年代後半から多発性骨髄腫への効果が注目され、患者団体が国内での承認を要望していた。【清水健二】

【ことば】多発性骨髄腫 血液のがんの一種で、国内の患者は推定約1万3000人。背中や腰の痛み、貧血などの症状があり緩やかに進行する。確実な治療法は見つかっていないが、サリドマイドは治療薬として豪州、米国、韓国など17カ国で承認されている。日本では00年ごろから医師の個人輸入による処方が始まり、約800~1000人が使用しているとみられる。

◇患者の会「やっと朗報」
サリドマイドは国、患者と医師、薬害被害者、製薬会社が同じテーブルに着いて安全管理策を決めるという過去に例のない経過をたどり、再承認にこぎ着けた。日本骨髄腫患者の会の上甲恭子副代表は「やっと朗報が届いた」と涙で声を詰まらせた。

他の治療で効果がなかった患者にとって、サリドマイドは最後の望みだ。服用の際、性交渉などプライバシーに触れる質問にも答えねばならないなど、患者の負担は軽くないが、上甲さんは「被害者の方も協力して承認してもらった事実を忘れず、自覚をもって安全に使っていきたい」と話す。

一方、被害者団体「いしずえ」の間宮清事務局長は「ついにこの日が来たかという思いだ。サリドマイドの復活は衝撃的であり、なぜ再び使うのかという声もある」と、複雑な思いを吐き出した。厳しい安全管理手順が定められたことには「煩雑で、本当に守れるのか心配。国が承認条件通り動いているかをしっかり監視してほしい」と語った。【清水健二、下桐実雅子】


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コメント 6

mako

どんな薬にも プラスとマイナスがあると思ってます。
使う側の無知もあるのではと 最近は勉強不足のDrに不安感を抱いています。Drを増やすとともに勉強不足のDrを作らないように免許更新制にして欲しいなと。
薬剤師をDrも信用して欲しいなぁ~~と思ったりして。

効能が認められる薬は管理下で使えるようにして欲しいものです。
by mako (2008-10-04 06:25) 

みかんママ

mako様

おはようございます♪ いつもnice!コメントありがとうございます。

中々難しいものがありますが、何とか管理体制を確立し、使用に際する問題をなくしていく方向で頑張って欲しいと思います。

by みかんママ (2008-10-04 07:20) 

みかんママ

flutist様

こんばんわ♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2008-10-04 20:36) 

ムエタイファイター

実はこの薬、動物の末期がんの延命に使えるんです。腫瘍の血管増殖を抑制してくれるので大きくなるスピードがゆっくりになることが多いです。知り合いの腫瘍内科医が使ってますが、今のところ個人輸入にしても農水省に大量の書類を出したりしてとってもめんどくさいらしい。日本でも獣医が使えるようになるとよいのですが…。
by ムエタイファイター (2008-10-06 00:49) 

みかんママ

ムエタイファイター様

おはようございます。こちらでは初めまして♪
コメントありがとうございますm(_ _)m

やはり動物たちにも有効なのですね♪
我が家のホームドクターからも、基本的には人も動物も同じだと言う話は聞いていました。
(だからと言って、無節操に使用する事はしませんが…(^_^;)

獣医療にも、早く認可が下りると良いですね。
人も動物も、命には変わりないですから…
人も動物も、余り負担のない方法で、苦しまないで良い治療であれば歓迎します。
by みかんママ (2008-10-06 06:57) 

みかんママ

しもむ様

おはようございます♪ いつもnice!ありがとうございます。
by みかんママ (2008-10-06 07:15) 

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